漫画キングダムにて秦国でトップクラスの知略を誇る王翦(おうせん)将軍。
その予測できない戦力に魅力を感じる読者も多いのではないでしょうか。
未だに謎が多い王翦将軍。
その仮面の下はどんな表情で何を想っているのだろうか。

王翦将軍は秦国を中華統一に導いた武将

秦・趙・楚・韓・魏・斉・燕の七つの国が争っていた春秋戦国時代。
史実によると王翦将軍は、六国を滅ぼし中華統一を秦国に導いており、秦国にとっても重要な役割を果たした武将の1人です。
王翦を語る上で欠かせないのが「項燕の戦い」です。
「項燕の戦い」とは、楚を滅ぼす決定打になった楚の大将軍項燕との戦のことです。
楚国を滅ぼすのにどれだけの兵が必要かという秦王嬴政(えいせい)の問いに、王翦は「60万」、李信は「20万」と返答します。
李信は20万の軍で大敗。その後、王翦は60万で楚を攻め落としています。
趙国の鄴・閼与攻めや燕国攻略も含め、相手の力を測る力量や知略に長けた武将であるのは間違いありません。
キングダム王翦の魅力①最強の軍略家

趙攻めでは、趙国の主要城である鄴を見て冷静な判断。
王翦は、確実に勝てる戦しかしないという事と数歩先を読む思考を持つ軍略家なので改めて作戦の練り直しが必要と考える。
王翦は勝てる戦が計画できるまでその場で動かず考える特徴も読者の目を引きました。
*敵兵に見つかるが部下を信じ、自分の役割を果たす王翦

キングダム王翦の魅力②勝てる戦しか興味ない

王翦は確実に勝てる戦にしか興味がない。
それは臆病ではなく無駄なことをしない確実性を重んじるが故の行動です。
趙国三大天の廉頗(れんぱ)に奇襲をされた時、兵の数では負けていないため勝つ確率は互角だったが全軍に撤退の合図を送ります。
*兵の数を損失しなければこの戦の勝負所で決定打になると考えたからだと考察。
キングダム王翦の魅力③何を考えているかわからないからこそ惹かれる

史実にはありませんが、キングダムでは王翦は秦国から危険視されていた為、実力に反して長い間、日の目を見なかった武将です。
相対する武将を生け捕りにし、スカウトするような人物で未だに王翦が何を想っているのか謎に包まれています。
*仮面も相まって謎に包まれている感じが逆に魅力的です。

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