9sari Groupが主催するMCバトルの大会であるKING OF KINGS vs ADRENALINE 1回戦。
伝説に残る結果となった。
かつてないほどの名勝負がMCバトルの歴史に刻まれた。
MCバトルの魅力を感じることができる一戦。
FORK(ICE BAHN)
FORKと言えば、 2001年から活動している ICE BAHNというクルーのメンバーであり、押韻主義を掲げている。2006年UMBで優勝、AbemaTVで放送されたフリースタイルダンジョンでは二代目・三代目モンスターとして、その圧倒的なRHYMEスキルで相手を圧倒し、鉄壁の壁として活躍した。

RHYME=韻
FORKはこの韻を徹底して踏むという押韻主義を掲げています。
文字興して後から気付くというレベルの自然な韻を踏めるラッパーは他にいないと思います。

例えばどんな韻を踏むの?

お前のスタイルが王道になっちまうんだったら今後バトルの熱は相当冷める。
それが正義だって言うHIP HOPシーンなら俺は抜いた刀をそっと収めるよ。

韻を全く踏まないスタイルのラッパーに対してのアンサー。
意味が通ってて、これだけ自然に踏めるのはもう神がかっています。

音源も聞きたい。

抜群な韻のワードセンスが詰まった音源も是非おすすめです。
✅FORKおすすめ音源
MUーTON
MUーTONは、2016年からMCバトルに参加し、その翌年にはUMB2017 宮城県予選優勝。2018年には、UMB2018を制し、2020年戦極 MCバトル、凱旋MCバトルで優勝するなど今、注目されているラッパーの1人である。

MUーTONのスタイルは、フローを重視しており、聞き心地が良く、グルーブ感は唯一無二。
会場の熱を一気に上げることができるスキルが強み。

音源も格好良いですよね。

音源もMU-TONのグルーブ感はかなり心地よいです。
✅MU-TONおすすめ音源
勝敗を決めたFORKのカウンター
3バース目で先行のMU-TONが勢いのあるグルーブで会場を一気に味方につけ、軍配はMU-TONに上がると誰もが予想した。
しかし、最後の3バース目で後攻のFORKのアンサーが勝敗を決定づけた。
3バース目MU-TONはFORKに対して「韻しか踏めない、会場を巻きこむグルーブは俺にしかできない」と反撃。
それに対して、FORKが放った「客の振らし方じゃない。俺が求めてるのはお前ら(会場)の脳みその揺らし方」で一気に会場を空気を掴んだ。
そこから「ライムの使い方、客の心の掴み方、俺がメインならお前はつまみだな。なんか気持ち悪い、やばいものが生まれる前のつわりかな。証明してやるICE BAHNの看板、これ偽りかな?」と怒濤の押韻スタイルでMU-TONを迎撃した。
FORK、さすがベテランの安定感。
スタイルの違いこそあるが、どちらも自分を貫いた唯一無二のスタイル。
勝敗は決したが、両者とも会場を最大限に盛り上げた最高のラッパーであることは間違いない。
FORK × MU-TONと言えば
ファッションセンス
FORK、MU-TONと言えば、愛用するNORTH FACE。
両者とも音源、ラップバトルだけでなく、ファッションも参考にされているラッパーである。

NORTH FACEのMOUNTAIN LIGHT JACKET を着こなすFORK。

UMB2018で着用したMOUNTAIN LIGHT JACKET 。
冬を凌ぐワンアイテムとしてFORK、MU-TONを参考に自分なりのお洒落な着こなしを発見するのもありかも。
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