
『NISAを始めたい方』
『NISAの注意点を知りたい』
こんな方はこちらの記事をどうぞ
✅NISAの基本的な注意点。後から気付いても遅いので把握しよう。
- 商品売却後の非課税枠は再利用できない
- NISA口座の開設は1人1つまでしかできない
- 年内で一般NISA⇔積立NISAへの変更ができない
- 投資商品の口座移動は不可能
- 損益通算できないケースがある
- 非課税枠の空きを翌年に繰り越しできない
- ボーナス月未設定なら非課税枠を満額使用できないケースがある
- 課税口座移管後の税金発生
NISAを始めるメリット
NISAには「一般NISA」と「積立NISA」があります。*厳密にはジュニアNISA含め3つ
NISAとは、投資商品ではなく口座のことです。
投資には基本的に利益に対して税金がかかりますが、NISA口座ではその税金がかからないというのが最大のメリットです。

NISAで見落としがちな仕組み
商品売却後の非課税枠は再利用できない
「一般NISAは120万円」「積立NISAは40万円」と年間の非課税枠が用意されています。
NISA口座にある商品はいつでも売却することが可能というメリットもあります。
しかし、売却した商品分の非課税枠を同年中に再利用し、新たに別の商品に投資することはできません。
*一般NISAで例えると・・・

NISA口座の開設は1人1つまでしかできない
NISA口座は、金融機関で開設することができます。
ただし、NISA口座は1人につき1口座までしか開設できないので、開設する際はどの金融機関にするのか慎重に選ぶ必要があります。
開設場所によって、手数料や扱っている商品に違いがあるので事前に把握しましょう。

年内で一般NISA⇔積立NISAへの変更ができない
NISA口座には「一般NISA」「積立NISA」「ジュニアNISA」という区分がありますが
同年には区分を変更することができません。
例えば、今年一般NISAを利用されている方は来年にならないと積立NISAへの区分変更が不可能です。

投資商品の口座移動は不可能
NISA口座の区分変更は翌年であれば可能ですが、商品の移し替えはできません。
つまり「一般NISA」で運用している商品を「積立NISA」の口座への移動は不可能です。
仮に一般NISAの商品を積立NISAで運用したい場合は、同じ商品を新たに購入する必要があります。
その際、2点気をつけることは、
「区分変更前に運用していた商品は課税口座へ払い出しされる」
「一般NISAと積立NISAでは扱っている商品に違いがある」ということです。

損益通算できないケースがある
損益通算とは、商品の利益を合算して税金を計算することです。
例えばA株とB株を運用しているとします。
利益や損失が確定した場合に、特に損失が出た場合は、合算して税金を確定したいはずです。
*税金はあくまで利益にのみ課税されるため
しかし、NISA口座の場合は課税口座と損益通算することができないというデメリットがあります。
✅下の図で説明



「NISA口座」を利用しているかどうかで損益通算の可否が決まるんですね!
非課税枠の空きを翌年に繰り越しできない
「一般NISAなら120万円」「積立NISAなら40万円」と非課税枠の上限があります。
非課税枠を上限まで使い切らなかった場合でも、その非課税枠の空きを翌年に繰り越すことはできないので注意が必要です。


非課税枠と非課税期間には
限りがなるので最大まで効率よく使用したいですね!
ボーナス月未設定なら非課税枠を満額使用できないケースがある
なるべく非課税枠を最大まで使用した方がNISAのメリットになります。
ここで知っておきたいポイントは、積立NISAの毎月の積立金額の上限は、金融機関によって異なるということです。
例をあげるなら、月の上限が3万3千円の金融機関で毎月最大まで積立ても計算上39万6千円になり、非課税枠が4千円分空きがうまれます。


上限の40万円まで使用したいのであればボーナス月の設定をしましょう。
課税口座移管後の税金発生
非課税期間が過ぎると、運用商品は課税口座へ移管されます。
移管した際の注意点は「移管当日の価格=取得価格と見なされる」ことと「売却時に税金がかかる」という2点です。
例えばNISA口座にある時点で運用している株が1株6千円だとして移管した当日は4千円だと株そのものは、価値が下がっているので投資として損しています。
移管したその後、株価が5千円に上昇し売却したら移管当日の4千円との差額に税金が発生します。
当初の6千円から5千円まで価値が下がり損をしたのに、更に税金がかかるというのが注意点です。

投資商品について理解しよう
NISAを始める前に必ずこの紹介した落とし穴を理解した上で始めましょう。
投資は運任せでは危険です。

NISAの注意点について理解することが出来ましたか?
NISAそのものについてある程度、知識がついたのであれば、
今度は投資商品について学ぶ必要があります。

一口に投資といっても商品は千差万別。
投資商品についても学ぶ必要がありますね!
✅投資って何?という初心者的な視点からでも投資について学べるようまとめました。
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