工場勤務というと、黙々と作業をして、人とあまり話さなくてもいい仕事というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
しかし、そのイメージには注意が必要です。
工場勤務でも、まったく人と話さずに働くことは難しいです。仕事をするうえで、必要最低限の会話は発生します。
この記事では、私が工場で働いて感じたことをもとに、工場勤務では人と話さずに働けるのかを紹介します。
工場なら人と話さなくていいと思っていた
私も最初は、工場勤務は黙々と作業をする仕事だと思っていました。
接客業のようにお客さんと話す必要もなく、自分の作業をこなせばいいと考えていたのです。
そのため、人と話すのが苦手な自分に合っているのではないかと感じていました。
ところが実際に働いてみると、人と話す場面は意外と多くありました。
実際に工場で人と話す場面
教育係とのやり取り
働き始めた頃は、作業の手順や注意点を教えてもらう必要があります。
一度教わっても、実際に作業してみると分からないことが出てきます。そのたびに、教育係や先輩に質問しなければなりません。
人と話すのが苦手でも、仕事を覚えるうえで避けられないやり取りです。
報告・連絡・相談
不良品が出たときや機械が止まったとき、作業中に分からないことがあったときなどは、自分だけで判断せず、周囲に報告したり確認したりする必要があります。
作業の引き継ぎ
職場によっては、交代するときに次のシフトの人へ作業の状況を伝えます。
どこまで作業が進んでいるのか、注意すべき点はあるのかなど、必要な情報を共有しなければなりません。
このように、黙々と作業する時間はあっても、人との会話が必要な場面はあります。
私が特につらかったのは「質問」と「雑談」
分からないことを質問する
必要なことだと分かっていても、人に質問するのは苦痛でした。
声をかけるタイミングを考えたり、話しかけたときの相手の反応を気にしたりしてしまいます。
質問する内容そのものよりも、人に話しかけること自体に精神的な負担を感じていました。
仕事を覚えるためには質問が必要ですが、人と話すのが苦手な自分にとっては、つらいと感じる場面の一つでした。
毎日同じ人と顔を合わせる
工場では、毎日同じメンバーと一緒に仕事をすることも多いです。
私の場合は、毎日同じ人と顔を合わせること自体がきつく感じられました。
仕事に必要な会話でさえ精神的につらかったので、雑談や世間話に付き合うのは、なおさら大変でした。
もちろん、雑談を通じて職場の人と仲良くなり、仕事がしやすくなることもあると思います。
それでも私は、できるだけ人とのやり取りを減らし、仕事は極力ひとりで完結させたいと思っていました。
これはあくまで私の場合の話です。雑談の多さや職場の雰囲気は、働く場所や一緒に働く人によっても違います。
人と話すのが苦手なら、仕事内容や職場環境を確認しよう
人と話すのが苦手な人は、検査・検品や部品の組み立てなど、自分の作業に集中できる仕事を探してみるのも一つの方法です。
とはいえ、こうした仕事でも、作業手順を教わったり、不良品やトラブルについて報告したりする場面はあります。必ずしも一人で仕事を完結できるとは限りません。
求人を探すときは、仕事内容だけでなく、一人で進める作業が中心なのか、チームで協力する場面が多いのかも確認しておくと安心です。
派遣会社に相談できる場合は、職場の雰囲気や、仕事中にどのくらい会話が必要なのかを聞いてみるのもよいでしょう。
まとめ
工場勤務でも、教育係とのやり取りや報告・連絡・相談、作業の引き継ぎなど、人との会話は必要です。
私の場合は、分からないことを質問することや、毎日同じ人と顔を合わせることが特につらく感じました。
ただし、これはあくまで私が経験した範囲の話です。会話の量や職場の雰囲気は、働く場所や一緒に働く人によって変わります。
「工場だから人と話さなくていい」と決めつけず、人と話すのが苦手な人は、応募前に派遣会社などを通じて仕事内容や職場の雰囲気を確認しておくと安心です。事前に確認しておけば、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。
