キングダムは、中国の春秋戦国時代という既に戦国七雄が覇を争っていた戦国時代の物語である。信という少年が天下の大将軍を目指して成長していく過程や各国との争い、将軍達との出会いが漫画の内容となっている。
2021年版booklive調べ、読者が選ぶ本当に面白い漫画ベスト100の2位に輝いている。
✅この記事はこんな人におすすめ

・人を束ねる管理職
・人をまとめるのに悩んでいる人
・キングダムを知らない人
・会社の大将軍になりたい人
キングダムと会社は一緒という目線で見る
キングダムでは、それぞれの国の武将が命をかけて国を守る、大将軍を目指す、各国との争いで天下統一を狙うというストーリーがどこかしら、現代社会にも通じるものがある。

それってどういうこと?

会社員は会社(国)という中で会社に貢献する
出世を目指す、ライバル会社に負けない努力をする等
会社というものに人生の大部分の時間を捧げるでしょ?

会社がキングダムでいう国という事ですね

そういう事。
会社という中で人をまとめる事が一番難しいはずです
その点をキングダムでは学べますよ
管理職社員が共感できたおすすめシーン
王騎将軍の最後
王騎将軍とは、秦の六大将軍の一人として活躍してきた将軍であり、中華で一時代を築いた人物。趙が秦に攻め入った際、相手の策略にはまった蒙武を助ける為、自ら犠牲になり秦軍を救った。

部下のミスを責めず、将来性に期待する

あなたはどういう上司になりたいですか?私は、失敗した部下を責めた経験があります。勿論、失敗の原因の追求はする必要があります。しかし、それ以上に部下の将来に期待する。私が部下であれば、王騎将軍のような上司について行きたいと思うものです。
部下を信頼し任せる力

会社員として社歴が長くなると、経験値が上がるので後輩に対して、私の考えが正しいという想いが出てくる。新しい世代に託すという王騎の最後の瞬間を見て、新しい価値観を受け入れるという事は期待という後輩の原動力に繋がると感じた。個としても器の大きさが垣間見える瞬間。
秦国 滅亡をかけた戦いでの国王 政の振る舞い
秦国は五国の同盟軍に攻められ滅亡の危機に陥った。最後の砦である蕞で、危険を顧みず国王自ら先頭に立ち、見事に秦国を守った。

苦難は共に乗り越える

立場や地位は、人の上に立つ為ではなく、人を活かす事が出来るかが大事。理解していても会社という組織の中では難しく、判断を間違える事もあるでしょう。しかし、苦しい時や相手が悩んでいる時こそ、心に寄り添い、共に立ち向かうのは大事。
感謝の気持ちが、信頼関係を強くする

二日間の戦いを終えて大王自ら住民を労う。大王自身、秦国滅亡の危機という重圧、戦いでの疲れた状態でありながら、自分の事よりも蕞の住民を想う気持ち。心にゆとりがなければ、他人に優しくできないのが人間であると私は思うが、秦王 政の行動を見て、器の大きさと感謝の気持ちがそうさせるのだと感じた。
趙国三大天知略家 李牧の弱音
李牧は、自国趙の為に己を捧げてきました。しかし、結果的に趙国王から捕らわれ投獄されました。現代社会においても会社で尽くした人が必ずしも報われるとは限りません。

部下に弱音を吐く事も必要

国に尽くしてきた李牧が初めて弱音を吐いた。常に努力している姿を部下が見ているのが前提ではありますが、部下に弱音を吐く事で心の距離が近づくことがあります。どんなに地位を得ても皆、人間という立場は変わりません。弱音=弱さではなく、弱音=人間らしさに変換しても良いのではと私は思います。
秦王の弟の最後
秦王の弟である成蟜は、王の座を狙い反乱を起こした。結果的に失敗に終わったが兄である秦王の命を狙った為、キングダムでは憎まれキャラになっている。信頼ではなく、権力や恐怖で部下を支配していた。

間違いは何度でもやり直すチャンスはある

一度過ちを犯した成蟜だったが、失敗し追い込まれた時、心から忠誠を誓う部下がいない事に気付く。しかし、その失敗から学んだ事で最後の瞬間には多くの部下から慕われた。人は大きな間違いを犯しても努力すればやり直せるチャンスがある。
求められるのは個人の力ではなくチーム力
会社は個人で結果を出せない事が多い。個人で努力しても最大限の結果は出ないという理解は必要でしょう。今回抜粋したシーンから言える事は、立場や地位が変わっても人間としては平等であると認識する事である。

シーンのまとめです。
- 部下のミスを責めず、将来性に期待する
- 部下を信頼し任せる力
- 苦難は共に乗り越える
- 感謝の気持ちが、信頼関係を強くする
- 部下に弱音を吐く事も必要
- 間違いは何度でもやり直すチャンスはある
「私の考えが絶対であると考える上司」と「部下の力を認め、協力を求める上司」、あなたはどちらの上司と共に働きたいと考えますか?どちらの上司なら全力で協力したいと思いますか?

私は後者となら、頑張れます。

私もです。キングダムって社会人のスキルアップ本ですね。

それを漫画という形で楽しみながら学べるなら読む価値ありです。
是非、キングダムを参考にしましょう。

キングダム コミック 1-63巻セット
コメント